Hyggeligt

見て聴いて読んで描くよ

小川町セレナーデ

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三人でコタツに入るシーンは無いのだけれど。

 

小川町セレナーデ
長い思春期を患ったままの主人公が実家スナックの危機を救うためにオカマバーを開いて、巻き込まれる父も母も助けてくれる人たちもみんな数日で成長しちゃう気持ち良い展開。
私の中で安田顕さんは「ハイジさん」だったのですが、この映画のおかげでエンジェルが押し寄せてきています。どちらにせよ女型。あまり典型的なオネエキャラではなく静かに力強い役柄だったのは父親としての片鱗でしょうか。小夜子が美しすぎるのが残念。ぶさいくなら二股かけられるのもフラれるのも納得いくのに、あんなかわいい子が!!
導入部分モノクロからカラーに変わったり、小道具がその時代にぴったりだったり、こまかいところがツボにはまりました。なかでも「こたつ」がいい。コンセントをさして潜り込む、じんわりとぬくもりが伝わってくるのは映画のストーリーと沿ってるからかしら。全体的にあたたかで滋味がある、見終わった後はだいぶ温まりました。
ただ「東京に行く」っていうシーン感動的だったのに、ここの舞台が川崎あたり(架空の町)って!!近いじゃん!川崎から東京!と、地方出身者はそこで目が覚めてしまうのですよ。良い夢でした。